7日目 最終日(インターン)
7日目はついに1週間のインターン期間最終日。
インターンとしては長い1週間も和歌山でのトレイナートインターンは飛ぶように過ぎて行きました。
最終日は熊野ツーリズムビューローで代表の多田稔子さんにお話を伺いました。
熊野を始めとした和歌山の観光資源の話や外国人観光客と地元住民の関わり方など、大変勉強になるお話をしていただけました。
旅の恥はかき捨てという言葉はもはや通用せず、旅行者の側にも責任があり、リスペクトを持って旅行することがこれからのスタンダードになるとおっしゃっていてとても納得しました。
質疑中も快くいろいろ答えていただけてとてもありがたかったです。
多田さんのお話に名残惜しさを感じながらも他のインターン生より一足早く帰路へ。
浴衣で御坊ダイブに羨ましさでいっぱいになりながらくろしお号に乗り込みました。
インターン期間を終えて、まず思ったことは「トレイナートのインターンに参加できて良かった」ということです。
和歌山に行く前は、1週間は長いなと思っていましたが、あっという間に過ぎていて、帰る頃にはできることならまだ帰りたくないと思うほど楽しい時間でした。
なによりもトレイナートに参加している方々がみんな楽しそうで、お互いにリスペクトしあっていることもうかがい知れて、それだけでもトレイナートの魅力が十二分に伝わってきました。
このインターンは一般的なものとはかなり違います。しかし学べることは勝るとも劣らないでしょう。
アーティストの方々や、別のお仕事をしながらトレイナートに関わっている方々など、普段お話をする機会が少ないたくさんの人と関わることができました。
しかも形式張った場所ではなく、一緒に作業をしたり、お酒の場で乾杯したり、ダイブに参加して水族館をまわったり、そういった砕けた場所で過ごせたのはとても贅沢な時間だったと思います。
ダイブの準備で駅舎の掃除を行っていると、地域の人に話しかけていただけることもありました。「ありがとう」と言われたり、昔の駅の様子を教えてもらえたり、トレイナートのことを教えると「周りにも広めるわ」と言っていただけたり。
こういった地域の人との関わりもとても楽しく嬉しい出来事でした。
また、商工会議所や山長商店さんに伺わせていただいたり、いろいろなところに連れて行っていただけたこともとても勉強になるし貴重な時間です。
わたし自身、どちらかというと人見知りで内向的ですがトレイナートがそうしたのか、様々な方とお話しさせていただけました。
普段は顔や態度に感情が出にくい私でもトレイナート中の写真は笑顔が多くて、それを見た家族からも「本当に楽しかったんだね」と言われました。
主催の廣本さんを始め、みなさんとても魅力的でほんとうに素敵な方たちばかりでした。そんな方々と一緒にトレイナートに関われたことはとても光栄です。
1週間ばかりのインターンで、できることは限りなく少なくて、いることで手を煩わせてしまったこともあると思いますが、インターンがいてくれて良かったと言っていただけることもありとてもとても嬉しいです。
ここで出会った方々との関わりはとても大切で絶やしたくないと強く思っています。
わたしがトレイナートを知ったのはこのインターンの説明会に参加してからです。
駅舎を使ったアートイベントというのに惹かれ、和歌山は少し遠いなと迷いながらも楽しそうだし、変わったインターンだからと申し込みました。掲示を見て説明会に参加して、申し込みをした過去のわたしを褒めたいくらいトレイナートのインターンは楽しく充実していました。
説明会ではトレイナートは1つの地域だけではなく、きのくに線や紀州鉄道など、多くの地域を巻き込んだイベントで、例年はJRで臨時列車を走らせたりとても規模が大きいものだなと思いました。
それでも作り上げて行く過程が、地域の人も含めた人同士の協力で成り立っていることが今回のインターンでわかりました。
1つの地域や市町村で完結するのではなく、路線というつながりで多くの地域を巻き込むトレイナート。
これからもっともっと浸透、発展していき、和歌山と言えばトレイナート!のようになって、トレイナートが地域を越えたお祭りのように、文化として根付いていったらとても素敵だなと思います。
微力ながら、周りの人たちにトレイナートを、田辺をはじめ和歌山の魅力を広められるよう尽力したいです。
短い滞在で、トレイナートでお役に立てたことも少ないですが、トレイナートに関わるとこができたこと、その中でのたくさんの方との関わったこと、インターン同士の繋がりやもじけハウス・トーワ荘で過ごしたこと全てが素晴らしい思い出です。
思い出だけにしたくないので来年のトレイナートも、インターン関係なく参加させていただくつもりでいます。
滞在中に行ききれなかった場所もあるので観光としても田辺に訪れたいです。
インターンを受け入れてくださったトレイナート主催の廣本さん、清泉にインターンとして紹介してくださりたくさん面倒を見てくださった4cycleの杵村さん、田井中さん、アーティストのみなさん、トレイナート実行委員の方々、廣本さんのご家族のみなさん、トレイナートに関わっている全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
学生のうちにこのような機会に恵まれたこと、とてもありがたく幸せに思っています。
紀の国トレイナートにインターンとして参加させていただきほんとうにありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いします。
はなかわ