一(はじめ) 「帯」シリーズ NO.11

小山和則

「JRきのくに線」の「新宮駅」を出発すると、車窓左手には、広大な太平洋の景観が広がり、熊野灘の大海原が横たわっています。この海沿いにある松林が美しい遊歩道は、いにしえから「熊野古道」として、王子ヶ浜を通り、熊野那智大社へ続きます。

この作品は、朝日・夕日に輝く金波銀波の水平線を、「JRきのくに線」の「車窓」や「熊野古道」からほど近い松林の木々の間に、竹を帯状に編み込んで表現したものです。無数の木々の垂直線の中に、1本の水平線を創出します。

タイトル「一」は「はじめ」と読み、新しい時代のスタートを意味します。改元の年、「令和元年」を、作品「一(はじめ)」と共に、皆さんと祝福したいと思います。

千葉県出身。早稲田大学理工学部建築学科卒業。

「場の魅力」をテーマに各地でインスタレーションを制作。

2006  国民文化祭・やまぐち2006「光と木・竹の造形展」

2011  六甲ミーツ・アート「芸術散歩2011」

2014  木津川アート2014

2016  MMM2016

2017  MMM2017

第20回我孫子国際野外美術展

2018  我孫子アートな散歩市

作品


作家ワークショップ、イベントなど

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