12つの海辺のまちをつなぐ列車とアート

About Trainart

紀の国トレイナートは2014年JRきのくに線の駅舎をアート作品にすることを目指し、地域の有志とアーティストが共に立ち上げたアートプロジェクトです。JR西日本の協力のもと、臨時アート列車「紀の国トレイナート号」が運行し、駅舎アートを巡ります。列車内にはさまざまな地域の食やものが乗り込み、生活とアートの実験的取り組みを試みて来ました。沿線12の自治体が取り組みをバックアップし、行政区や官民の隔てなく、稀有のアートプロジェクトを紀伊半島に生み出すことに取り組んでいます。
6年目の開催となる今年、紀の国トレイナートは新たなプロジェクトを立ち上げます。走行する列車の車窓から紀伊半島の風景のなかにアートを鑑賞する「車窓アート」プロジェクトです。作品が駅舎から地域に出ていくことで、地域とのつながりがさらに深まりつつあります。駅と作品を起点として地域の歴史、文化、隠れスポットを掘り下げてゆく「ローカルダイブ」プロジェクトも引き続き進めてゆきます。
列車と人の営みを表現する取り組みを通じて、地域を見つめ、その先の未来を共に想う場をつくりだしていきます。