水平線から尾をふって

河合進

きのくに線の終着駅である新宮は、和歌山を訪れるひとや、これからトレイナートに向かうひとなど、旅をするひとにとっての玄関となる場所です。そんな新宮駅には、笑顔で大きく手を降るような、あたたかい歓送迎ができる作品がふさわしいのではないかと考えました。そこで、和歌山らしい「送り迎え」を表現するため、手を振るイメージと、魚たちが尾ビレを振って水中を進む姿を重ねた作品を制作します。