echolocation

石田真也

「廃品はその土地を表す」自論ではあるが、どんな観光地に行くよりも廃品を探すことがその土地を知ることへの一番の近道となる。今回、私は太地町で約3週間滞在し、その中で感じ得たことから創造し、出会った廃品を用いて作品を制作する。【ローカルダイブアート】として、太地町立石垣記念館前で立体作品「echolocation」を制作した。
echolocation(反響定位)
鯨は視覚が弱く、自ら超音波を発し、跳ね返った音波を聞き取り、距離を測るそうだ。
しかしそれは視覚で測るよりも正確で、私たち人間とは違った見え方をしているに違いない。
それらを踏まえた上で作品制作を行い、体感に潜む美術の喜びを表現したい。

1984年和歌山生まれ。

2008年大阪成蹊大学芸術学部テキスタイル学科卒業。「みえない力」をテーマに、主に廃材(不要となったもの)を素材にし、作品を制作している。無宗教な僕だからできること。多文化に属し、人と人とをつなぐ。作品を通してそんな役割になれればと思っています。主な展覧会に、えひめさんさん物語(株式会社フラスコ/愛媛)陆家嘴绿岸艺术节(Lujiazui Green Bank Public Art Festival/上海,中国)個展Raven Syndrome(third space gallery,Denmark,2015)などに参加。

作品


作家ワークショップ、イベントなど

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