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荒井佑実

2016年から3年という歳月をかけて少しずつ完成を目指した『nest』。

30年間閉鎖されていた元宿直室を再生し、海と山、豊かな自然のインスピレーションを得て”母胎”をテーマとしたアートルームを制作。

2021年はその先の未来へ続く一歩。母胎のその先となるもの、それは今私たちが生きる現実世界。

 

自然光の入らない巣穴的空間にスクリーンを設置し、

空間の外である湯川駅のホームと奥に広がる海での現象をリアルタイムに投影します。

こちらとあちら、新たな世界へのつながりを連想する線路、海、そして母胎。

内であるnestが外の世界を繋ぐ場所となるよう未来への願いを込めました。

1987年茨城県生まれ。

東京工芸大学芸術学部デザイン科ビジュアルコミュニケーションコース卒業後スウェーデンへ留学。

カペラゴーデンにて2年間テキスタイルを学び、帰国後は布をメインとしたオブジェ、インスタレーション、アートディレクションなどを中心に制作し、自らの幼少期や土地に潜む記憶、目には見えない精神世界などの思想を取り入れた独自の世界を紡ぐ。

近年では和歌山やフィンランドでのアーティストインレジデンスに参加、フィールドワーク、展示会をベースに国内外で活動を続けている。

作品


トレイナート参加プロジェクト

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