The Itinerary of a Broom Covered in the Stars 紀伊半島を巡る掃除道具とコンフェッティ・タロット

メランカオリ

熊野古道で拾った枝と竹箒、那智の浜にうち捨てらた端切れと雑巾、那智黒石とカッパギ、鯨の髭とデッキブラシ、アドベンチャーワールドのマスコットとダスター、トルコ絨毯とフローリングワイパー、地酒と除菌液などなど。土地に由来したものと掃除道具とがカップリングした掃除道具風のものを制作する。それらが置かれている場所では、滞在制作の節々で撮影されたコンタクトプリントから出来た紙吹雪のようなタロットが舞っていて、人や物が行き摩りの情報交換をしている風景が思い浮かぶ。

1991年生まれ、神奈川県出身。2017年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。古文講師や地球儀加工の仕事をしながら、「土星プロレス」と称した独自の占いによる作品制作をしている。主なグループ展に「Video Edition Box」(HIGURE 17-15 cas、東京、2020年)、「富士の山ビエンナーレ2018」(旧五十嵐歯科医院、静岡、2018年)、 「黄金町バザール2018 」(本井ビル、神奈川、2018年)、  「明け方の計略」(駒込倉庫、東京、2018年)、「紀の国トレイナート2017」(那智駅、和歌山、2017年)。受賞歴に、「ゲンビどこでも企画公募2016 藤本由紀夫賞」(広島市現代美術館、2016年)がある。

作品


トレイナート参加プロジェクト

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