この夏の空(インターン)


8月19日

 

 

 

今日は朝から熊野ツーリズムビューローで観

光のお話を伺いました。

 

 

 

田辺市のそれぞれの地域で色がありますが、

熊野にポイントを絞って外国人を呼び込む形

をとって人を集めています。

 

外国人の多くは日本の文化を知りたいと思っ

て日本を訪れます。

 

 

2008年から熊野古道とサンティアゴ・デ・コ

ンポステーラは、長距離の巡礼路という共通

点から、 手を組んで両方歩いてもらうシステ

ムを導入しています。

 

 

 

最も大切にしているのは地域に住んでいる人

がどう思うか、だそうです。

 

 

受け入れる側が嫌な気持ちでは、訪れた外国

人もいい気分ではありません。

 

 

お互いが一定の責任を持って受け入れる、受

け入れられる、そうすると最高の観光地とな

ります。

 

 

 

この地の雰囲気を崩さずに人を呼び込むこと

をとても強調されていました。

 

 

 

そしてこれからの課題は、富裕層観光客向け

のサービスだそうです。

 

 

良いホテルや、熊野古道の案内など、手配し

たり作ったりするシステムはたくさんあるそ

うです。

 

 

 

町の活性化に努めて働く方をまた一人、知る

ことができました。

 

 

 

 

 

 

 

〜御坊・紀州鉄道ダイブ〜

 

 

 

西御坊の駅を降りると岩塚一恵さんの作品が天井に。

 

 

 

 

寒色系の生地にピンクの糸で編まれた網が映えます。

 

 

一つ一つ手編みだそう。

 

 

とても小さい駅でした。

 

 

浴衣に着替えて、御坊の地を散策しました。

 

 

 

とても久しぶりの浴衣。

 

動きづらくて暑くて、不安でしたが着て良か

ったです。

 

 

夏は浴衣を着よう!と思いました。

 

 

本願寺日高別院では、鐘を鳴らしてもいい

よ!ということでみんなで鳴らしてみる。。

(こんなに鳴らしてもいいのか?!というきもち。)

 

 

 

この地域では江戸時代は様々なものを扱うお

店が並び大変栄えており、その跡を今でも見

ることができます。

 

 

江戸時代、明治、大正、昭和の移り変わりが

わかる建物が軒を連ねる地域で、様々な時代

の建物を見て楽しめ時代を感じることができ

ます。

 

 

 

 

 

御坊を解説して頂きながら巡り、今日もとて

も贅沢でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日で最終日。

 

 

トーワ荘も、もじきハウスも、紀伊田辺駅

も、私達を受け入れてくれたこの和歌山も、

今日でお別れです。

 

 

1週間滞在しました。

 

 

短い期間ではわからないことががまだまだた

くさんあります。

 

 

私達は和歌山はいい所だ!と思いました。

 

 

でもそれは都会から来た何も知らないお客様

だからなのかもしれません。

 

 

 

少ししたら情報とモノに溢れかえる都会に帰

ると思っているから、そう感じたのかもしれ

ません。

 

 

いかに和歌山に人を呼び、環境を壊さず、雰

囲気を壊さず、町を活かすか。

 

 

 

 

その問題に色々な角度から取り組む仕事をす

る方々を沢山見せていただきました。

 

 

 

〝インターン〟という言葉は、夏休みの大学3

年生にはとても魅力的に聞こえます。

 

 

 

行ったら勝ちのか、行かなかったら負けなの

か。

 

 

 

どこかにちゃんと就職するために私はこのイ

ンターンに参加しました。

 

 

 

ちゃんと一人で生きるために。

 

 

 

就活を目前に控えて、よくわからないという

不安。

 

 

 

競争嫌いだし。

 

 

和歌山行ったらなんか変わるかも?というの

が正直な参加理由です。

 

 

 

 

 

 

終わってみて、思ったこと。

 

 

 

仕事だけを考えて、生きてはいけないという

事。

 

 

当たり前のことですが、痛感しました。

 

働いて生きていれば、いつかは家庭を持つ。

 

その時にどう仕事と両立するか、〝私は〟ど

うしたいのか。

 

 

仕事が忙しくて家族との時間が取れない。

自分らしく生きているような気がしない。

 

 

 

 

アーティストとして自分を表現している方、

仕事を辞め、ホテルを営もうとしている方、

男女関係なく子育てをする家族のかたち。

 

 

 

自分の想像してた大人のあり方と違うかも、

と思いました。

 

 

 

はたらくって、いろんな方法があるのか!

 

 

 

そして自分はどう働こうか。

 

 

 

 

 

 

選択肢が広がったインターンでした。

 

 

 

 

 

お手伝いどころか足手まといになってしまっ

たと思うし、自分の力不足を痛感しました。

 

 

 

参加できて良かったです!と素直に綺麗にま

とめてしまっていいのかもわかりません。

 

 

不思議なインターンだったけど、このブログ

に綴ってきたように多くのことを教えて頂き

ました。

 

 

 

時にインターンとして、時に家族の様に。

 

 

 

嬉しかったです。

 

 

 

実際に和歌山に来て、目で見て耳で聞いて、

体感したことは財産です。

 

 

 

知らない土地に行くと本当に多くの発見があ

ります。

 

 

 

このような貴重な経験が出来たこと、受け入

れて頂いた杵村さんと廣元さんをはじめ和歌

山の方々、そして自分の運の強さに感謝で

す。

 

 

このブログも、これで最後になります。

 

 

写真と文で残す事で、自分自身の考えもまと

まって行きました。

 

 

 

 

これから、大人でこどもな私達は、悩みなが

ら大人になっていきます。

 

 

 

そしていつか迷った時には、この夏のインタ

ーンを思い出すでしょう。

 

 

そして、また和歌山を訪れたいと思います。

 

 

1週間、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜最後の一句〜

いつの日か

思い出すのは

この夏の空

 

 

 

 

 

 

(有)