和佐駅担当・村田昂遙さんによるワークショップが和佐小学校で開催されました

昨日、和佐駅担当の東京都在住・村田昂遙(こうよう)さんによるワークショップが和佐小学校で開催されました。

駅近くの日高川町立和佐小学校は、児童数64人。その全員に和佐の良いところ、面白いところを考えてきてもらい、それを絵に描いて切り抜くという内容です。

開始前、教頭先生に「都会の子とは全然違うと思いますよ」と言われたのですが、本当に違う!みんな元気で素直で、子どもたちが大きな声で「よろしくお願いします」と挨拶してくれた時点でかなりグッときていたわたし。

和佐小学校では縦割り班を活用されており、まずはその班ごとに、考えてきた「いい/面白いところ」を出し合ってもらいました。

「笑い祭り」という伝統的なお祭り、マンホールの絵、おじいちゃんのみかん、お父さんの焼くバーベキュー、城跡などなど、たくさん教えてくれました。「外で遊べるところがたくさんある」と言ってくれた子も。本当にこれは都会では真似できないところです。

ちなみに、一番遠い集落の子は、片道3km・歩いて50分かけて登校してくるそう。往復6km、遠足などのある日はさらに6kmほど歩くことになるそうで、校長先生も「本当にあの子達はすごいと思います」とおっしゃっていました。先生方も子どもたちもみんながみんなを知っている環境。

たくさん出てきた「いいところ」を絵にしてもらい、切り抜いてもらいました。中には、「絵が合体するねん」と連作で和佐駅をJR列車が走るところを描いてくれた子も!

そのいろいろな形の絵にセロファンを貼り、光がきれいに乱反射するように和佐駅に吊るすというのが、これから村田さんが進められる作業です。

ワークショップ後は、和佐にあるプラネタリウム(現在は運営していない)を見学させていただきました。

とても気持ちの良い施設で、ここでも何かできたら良いねと楽しい気持ちになりました。そのあと、和佐駅で作品の設置方法を検討し、一日を終えました。

子どもたちの考えた「いいところ」がどんなふうに作品になるのか、とても楽しみです。(岡本真祐子)