すさみであみ

深尾 尚子

魚を捕るときに使う網からイメージした作品です。ひもを引っかける手法で幾何学模様を描き、それぞれを組み合わせた大きな構造体を、海が見える会場に設置します。さまざまな模様と形の重なりが、自然や生物の多様性と、すさみ町の人々が自然と共に生きる力強さを感じさせます。背景である海や空の様子、地面に落ちた影や作品の間を吹く風、においも作品の一部です。

愛知県生まれ、在住。2005年愛知県立芸術大学大学院彫刻領域修了。

「食」や「ペット」をテーマに、立体作品やインスタレーション作品を制作している。紀の国トレイナートでは2018年に那智駅(那智勝浦町)、2016年に三輪崎駅(新宮市)に作品を展示。他の主な展示は、木津川アート2018、2016(京都)、グランシップ・アートコンペ2017グランシップ賞(静岡)、六甲ミーツ・アート芸術散歩2015(兵庫)、新世代への視点2014(東京、主催:東京現代美術画廊会議)など。

作品