風景画/海のカフェ

嶋村有里子

” 海沿いを走るJR きのくに線。
海と陸の境界を縫うように走る列車は、風景と心象の間を駆け抜けます。
晴れた日、雨の日、曇りの日と、一度として同じ表情を見せない海と、心象風景の様
に描かれた海の風景画。
2つの海の対比をテーマに、きのくに線をさすらう美しい風景を、海と
陸の境界となる場所に、ひととき繋ぎ止めることができたら、と思っています。”