和佐のくうき

村田昂遙+玉川幸恵

街を想う気持ちシビックプライドを駅にTile madeのタイルで具現化する。
おはよう、ただいま、あとで集合な、親切にどうもありがとうございます、おばあちゃんちょっとこっちやで。
様々な街の声に耳を傾けると当たり前の日常の中にその街の空気や色が見えてきます。
その街を形成するもの、当たり前の空気、特色、好きな所。
和佐を出て、和佐に帰ってくる、入り口である駅にこういったものを思い起こせるような場所ができて、いつも意識しない和佐の良さ、和佐が好きという気持ちが少しでも思い返されたら素敵だなと思い、和佐小学校のみんなと一緒に作った作品を駅舎に埋め込みました。
絶妙な距離感と暖かな想いの集合体に魅力を感じつつ、それを生み出す側の楽しみ、それを受け取る人の道への可能性に想いをはせながら自分もその一員になりたいと強く思い、アーティストとして参加させて頂きました。
地域が積み重ねてきた幾層もの流れ、地元の人々、そして作家が楽しみつくすこと。
この3つの接点を作品に落とし込めればと思っております。